著者: 丁婕 and 李佳
中国のサイバーセキュリティ法は2017年の施行以来、サイバー空間の主権、国の安全、社会の公共利益の維持、公民及び法人その他組織の合法的な権利・利益の保護などにおいて重要な役割を果たしてきた。しかし、インターネットと情報技術の急速な発展に伴って、サイバーセキュリティをめぐるリスクがますます顕在化している昨今、この分野は関連法令の改正が頻繁に実施されている状況にある。サイバーセキュリティ法についても、2022年9月に改正案の公布と意見募集が行われていたところ、国家インターネット情報弁公室はさらに2025年3月28日、「中華人民共和国サイバーセキュリティ法(改正草案第2次意見募集稿)」(以下、「第2次改正草案」という)を公布し、再度の意見募集に付するものとした。本稿においては、この第2次改正草案について、現行のサイバーセキュリティ法と比較しつつ改正の要点を明らかにするとともに、コンプライアンスに関する企業への提言を行う。
