著者:劉新宇 丁婕

本稿は、『国際商事法務』(一般社団法人国際商事法研究所、VOL.53 No.6 2025)に掲載された原稿を編集したものです。中国において破産事由が発生したとき、外資系企業も、中国国内企業と同様に破産清算手続を通じて公平な債務の清算を行うことができる。近年、中国では企業の破産件数が急増しており、最高人民法院も経営破綻企業の円滑な市場退出を積極的に推進している。従来、外資系企業は、企業イメージや社会的信用、さらには健全な労使関係の維持を重視する観点から、中国での破産に慎重な姿勢を示す傾向にあったが、現在では、破産清算は既に企業退出の重要な手段の一つとなっている。そこで、本稿においては、中国の破産手続の概要、利点・欠点、並びに外資系企業特有の留意点について論ずる。

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