試験的学科であるため、バイオテクノロジー分野の予測可能性は低く、特許審査では技術的効果の予期可能の程度について、常に論争が生じている。例えば、審査官は、発明の技術的効果が予期できないため請求項が明細書にサポートされていないと主張する可能性がある。また、その逆、本分野において原理的な指導や、具体的な方向性のない普遍的な技術的要求のみが存在する場合に、従来技術が改良の動機を与えており、技術的効果が合理的に予期できると主張する可能性もある。このような審査意見は、確実な証拠がない場合には反論することが非常に難しい。以下、具体例をいくつか挙げて、上述の状況を説明する。
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中国知識産権局専利復審委員会 の復審無効事例紹介(2015)-2
By King & Wood Mallesons on
Posted in Intellectual Property
作者: 特許部日本語チーム (专利部日语组)
前回に続き、中国知識産権局専利復審委員会による2015年の復審無効十大判例のうち、化学、生物、医薬分野の審決の概要と解説を行う。
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