2021年1月22日、中国国家知識産権局は、特許、商標、地理的表示、集積回路の回路配置に関する2020年の年間統計データを発表した。
Continue Reading 知財最新情報
化合物に関する特許の無効審判段階での安定性分析
医薬品分野において、革新的な薬品の研究開発には通常、大量の資金及び人的資源が投入され、数十億ドルの投資や数年に及ぶ実験・審査を経て初めて、その販売が可能となる。したがって、革新的な薬品は、知的財産権保護への依存度が非常に高い特殊分野である。知的財産権、特に医薬品関連特許の保護を強化してこそ、増え続ける革新的な薬品の開発を常に促し、人々の生命と健康に利益をもたらすことができる。…
Continue Reading 化合物に関する特許の無効審判段階での安定性分析
《特許審査指南》の改正(2020年)の解説
2020年末に、国家知識産権局は、新たに改正された《審査指南》を発表した。改正《審査指南》は2021年1月15日から施行される。今回改正の主な改正点は、実験データの追加、化合物発明および生物分野発明の新規性、進歩性の判断などを含み、ほとんど《審査指南》第二部分第10章《化学分野における発明特許出願の審査に関する若干規定》に関連している。今回の改正は、下記(1)~(3)を考慮して、過去数年間の審査慣行を《審査指南》に反映する必要がある、などのニーズに迫るものと考えられる。…
Continue Reading 《特許審査指南》の改正(2020年)の解説
日中医薬品情報担当者(MR)に係る新規定の比較
前言
2年にわたる意見募集を経て、2020年9月22日、中国国家薬品監督管理局が「医薬代表届出管理弁法(試行)」[1](以下、「弁法」という)を公布した。「弁法」は医薬品情報担当者(以下、「MR」という)の学術プロモーション行為の規範化を趣旨として、医薬品市販承認取得者(以下、「MAH」という)がその雇用又は授権するMRの届出及び管理に責任を負うものと明確に規定した。…
Continue Reading 日中医薬品情報担当者(MR)に係る新規定の比較
待望の著作権法、懸命な努力の末についに可決
2020年11月11日に第13次全国人民代表大会常務委員会第23回会議で「中華人民共和国著作権法」改正が可決され、十年に渡った著作権法第三次改正(以下は「本改正」と称する)が終了した。新たに可決された「著作権法」(以下は「2020年「著作権法」と称する」)は計6章67条からなり、2021年6月1日より施行される。…
Continue Reading 待望の著作権法、懸命な努力の末についに可決
商業秘密に関する二部の司法解釈が9月より正式に公布、実施
2020年9月、最高人民法院、最高人民検察院は商業秘密に関する司法解釈を二部、正式に公布した。…
Continue Reading 商業秘密に関する二部の司法解釈が9月より正式に公布、実施
第四次専利法改正についての論評
中国の現行「専利法」は1985年から施行され、1992年、2000年、2008年三回にわたって改正が行われた。時代の発展に応じて、国務院の2012年の立法作業計画に基づき、国家知識産権局が専利法改正草案(意見募集稿)を2012年8月10日に公布し、意見公募を行った。8年にわたった検証・改正を重ねて、ついに2020年10月17日に、第十三次全国人民代表大会常務委員会第二十二回会議で可決され、改正後の「専利法」は2021年6月1日より施行される。…
Continue Reading 第四次専利法改正についての論評