中国の法制度は、英米法系の判例法と違う大陸法系に属し、成文法を中心としている。特許権取得手続きにおいて、原則として《特許法》、《特許法実施細則》、《特許審査指南》のみが法的効力を有している。しかし、実務において、同一の法律条文につき、審査官によってそれぞれの理解が異なる場合もあり、判断が主観に大きく左右される問題については、過去の審査慣行を踏襲する傾向がある。また、実務上、先行事例(拒絶査定不服審判審決、無効審判審決、裁判所の判決など)を適切に運用することは、特許権の取得にある程度効果があると考える。
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第七号ニュースレター
2020年7月3日、「中国専利法改正案(第二回全人代常務委員会審議稿)」が公開され、2020年8月16日まで意見公募が行われている。
今回の専利法改正案は、四回目の改正で、早くも2011年11月からすでに改正の準備作業に入り、2015年4月一回目の意見公募案が公開された。その後、2015年12月国務院法治弁公室による草案の意見公募及び2019年1月の全人代常務委員会による一回目の審議が行われた草案の意見公募を経て、今回の意見公募案に至った。そろそろ改正の最終段階を迎えようてとしている見方が多い。…
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「最高人民法院による類似事件検索の指導的意見」発表、判例役割を強化
2020年7月27日、最高人民法院は「最高人民法院による法律適用統一化のための類似事件検索を強化する指導的意見(2020年7月31日より試行)(以下、「指導的意見」又は本意見として省略)」を発表した。類似事件検索のメカニズム完備は、2019年最高人民法院が発表した「人民法院の第五の五か年改革綱要(2019-2023)」の第26項に挙げられた法律適用の統一化メカニズムの完備の具体的な措置の一つであり、近年来、最高及び各級人民法院は類似事件の検索メカニズムを積極的に模索している。「指導的意見」の試行は、裁判尺度の統一化、訴訟当事者の法律適用結果に対する予測可能性には積極的な意義を有する。…
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那些年我在京城住过的地方
作者:鲍荣振 金杜律师事务所公司证券部
《学习,才会有诗和远方的田野》的“畅销文”作者鲍荣振律师又有了新作!此篇文章漫谈鲍律师在北京居住过的几个地方,从地名由来到相关名人典故,夹杂名人趣事,也伴随中日文翻译,于用心生活的日常中,感受法律悄然的变更。
一、捕黄鱼?——北京怎么能捕得到黄鱼呢?
上个世纪90年代,我住在蒲黄榆。
那时蒲黄榆是一个典型的劳动人民集中的地方,没有什么有钱人和有名的人。好像只有一个叫汪曾祺的作家。说到汪曾祺,很多人都不知道,但他写的《芦荡火种》应该有很多人知道。这个剧后来成为样板戏之一的《沙家浜》。
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